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Makiko Mizuno
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メルボルンでの学会参加
メルボルンでの学会参加

 7月7日から12日にかけて、メルボルンで開催されたThe International Association for Translation and Intercultural Studies (IATIS)という学会に参加するため、当地に滞在しました。日本と逆なので真冬のはずでしたが、行ってみたら意外に暖かいものでした。日中は20度くらいになることもあるらしいですが、夜から早朝にかけては、0度くらいに下がり、寒暖の差が激しいようです。
 さて、学会では、私は医療通訳者の異文化仲介者としての役割について発表しました。医療通訳のテーマで発表した人は結構多く、世界中で関心が高まっている分野だと再確認しました。これまで、通訳に関する研究分野では、日本からの発信が乏しく、海外の文献や論文でも、日本についてはほとんど触れられていませんでした。今回、日本通訳翻訳学会から、鳥飼玖美子会長をはじめ7名の発表があり、日本について様々な角度からの研究成果の報告が行われ、ようやく世界の中でのプレゼンスが高まりつつあるのを感じました。
 メルボルンは、シドニーに比べると、落ち着いた静かな都市です。ちょうど東京と京都との関係に似ています。ただ、移民の増加という点では、どちらも日本の都市とは全く異なる雰囲気を持っています。街を歩くと、いたるところに中華料理店とSUSHIバーがあり、ベトナム料理で有名な一角もあります。今回、ベトナム人街とイタリア人街に食事に行きましたが、その空間だけ別世界のような感じのするところでした。
 このような他民族の国だから、当然通訳や翻訳の制度が発達しています。NAATIと呼ばれる通訳翻訳の国家資格があり、それを目指して勉強をする移民の人たちが非常に多いです。日本からわざわざそれを取得するために留学する人も多いということです。
 今回RMIT(Royal Melbourne Institute of Technology)大学に見学に行きました。そこのスタッフから個人的に誘われて行きましたが、日本語英語間の通訳コースの先生たちにも会って、色々と話を伺い、授業風景も見せてもらいました。ついでに、ランゲージ・ラボで、NAATIの模擬試験のサンプルも聞かせてもらいました。オーストラリアでは、認定制度とそれに向けての養成制度が非常に発達しているということを身をもって感じました。
 7年前、法務省委託の司法通訳制度の調査で、オーストラリアに行ったことがありましたが、その時に「コミュニティー通訳」という概念のあることを学び、それが今の私の研究の原点になっています。そのようなことを考えながら、メルボルンでの数日間を楽しく、そして有意義に過ごしてきました。
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Makiko Mizuno
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