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2008-12-17

2008年12月13日

名古屋外国語大学主催第2回学生通訳コンテスト

 12月13日に名古屋外国語大学で第2回学生通訳コンテストが開催され、昨年に引き続き、審査員として参加させていただきました。大学で通訳を学ぶ学生たちが全国の10大学から集まって、普段の勉強とトレーニングの成果を競い合いました。テーマは「多文化主義」で、12のサブ・トピックに分けられ、事前にそれぞれのキーワードが学生たちに与えられましたが、どのサブ・トピックに当たるのかは、当日のくじ引きで決まります。
 多くの聴衆の前で、相当高度な内容の対談の通訳をするのは、非常に緊張を要し、英語力や通訳力以外にも、精神的な強さを必要とします。今年の優勝者は東京外国語大学の学生さんでしたが、出場者数名のパフォーマンスが拮抗していて、審査委員にとっては、入賞者を4名決めるのはかなり難しいものでした。
 金城学院大学の私のゼミの学生たちも多く見学させていただきましたが、みな、大きな刺激を受けたようでした。同年齢の学生たちがあのような場で堂々と通訳をしている姿は、自分も頑張ればできるかもしれないという希望を持たせてくれます。さっそく通訳サークルを立ち上げようという動きが出たことは、私にとってはとてもうれしいことです。
 学びの途上にいる若い人たちにとって、様々な外部からの刺激により目覚めていくことは非常に重要です。大学というぬるま湯の中で毎週行われる授業という環境だけでは、いくら良い内容を提供しても、どうしてもマンネリ化してしまい、学生たちへの浸透度は低下してしまいます。学生たちにとって外の社会への窓口になり、多くの有益な刺激を受ける機会を与えるのも、教師としての重要な役割だということを、今回のコンテストは再認識させてくれました。
 大学を挙げて、あのようなイベントを企画した名古屋外国語大学に敬意を表します。

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プロフィール

Makiko Mizuno

Author:Makiko Mizuno
水野真木子
(MIZUNO MAKIKO)
金城学院大学文学部教授

若い時には英語とドイツ語の通訳ガイド、その後会議通訳者、そして司法通訳者を経て、今は大学で通訳や翻訳を教えています。
専門は司法通訳、医療通訳など、「コミュニティー通訳論」。暮らしの中での外国人の「言葉の壁」や「異文化コミュニケーション」の問題に取り組んでいます。
このブログでは、通訳問題を軸に、文化やことば、コミュニケーションについて語ります。

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