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Makiko Mizuno
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名古屋の面白い食べ物
シロノワール


名古屋は奇妙な食べ物が次々と発明されることで有名です。日常的な食事になっている「あんかけスパゲティー」、お土産として売られている「味噌キャラメル」、コンビニでも売られている「きしめんアイス」(ネギやなると、シイタケまで入っています)、有名な「喫茶マウンテン」の「甘口イチゴスパゲティー」と、枚挙に暇がありません。

上記のうち、「あんかけスパゲティー」は、食べてみるとごく普通に受け入れることができる味です。トマトベースの餡に具材が入っていて、それを太麺にからめて食べるのですが、イタリアンというよりは、ちょっと中華風の趣です。麺に餡をかけて食べるという発想は、「あんかけうどん」から来ているらしく、これも名古屋発という説もありますが、真偽は定かではありません。

私が生まれ育ったのは岐阜県の東濃地方ですが、そこは岐阜県でありながら名古屋文化圏なの
で、子供のころから「あんかけうどん」を好んで食べていました。濃口醤油をベースにした餡のだし汁に、大きなシイタケ、ネギ、なるとなどが乗っていました。現在は京都に住んでいますが、ここにも「あんかけうどん」が昔からあることを知りました。ただし、薄口醤油のだし汁の餡に生ショウガをすり下ろしたものが乗っているだけで、具材が何もないそっけなさに、少々唖然とさせられました。ちなみに、京都では、シイタケなどが乗っているあんかけうどんは「のっぺい」と呼ばれており、別物として扱われています。

名古屋はまた、喫茶店のモーニングサービスでも有名ですが、朝の時間帯に、コーヒーなどの飲み物を頼むと、自動的にトーストや卵などが付いてくるというシステムで、まさにモーニング「サービス」です。全国どこにでもある「モーニングセット」などとは異なり、飲み物の値段だけで、実際にサービスとして食べ物が出されるのです。

このモーニングサービスでも知られている老舗コーヒーショップのチェーンに「コメダ珈琲」があります。名古屋だけでなく東海地方のいたるところに店舗がありますが、最近では東は東京、西は大阪まで店舗を広げています。噂では全国制覇を目指しているとか。

このコメダ珈琲のメニューも結構ユニークですが、一番人気なのが「シロノワール」というデザートです。温かいデニッシュにソフトクリームが乗っていて、シロップをかけて食べます。ネーミングが、何とも言えません。「白」と「ノワール(黒)」を合体させているのでしょう。色の濃いデニッシュに白いソフトクリームが乗っているからなのか、初めての人は、出てきたものを見て、「何だ、こりゃ」と目を白黒させるからなのでしょうか。

「シロノワール」は直径15センチだそうですが、これはけっこう大きく食べごたえがあります。(小さいのもありますが)。その大きさと言い、形状と言い、そこはかとない田舎臭さを漂わせているところが、何とも魅力的な食べ物です。名古屋らしさを味わうにはもってこいの一品です。

 新奇性と意外性にあふれる食べ物を見ると、過去の伝統と常識をくつがえして日本の頂点に立った織田信長や豊臣秀吉の生まれ故郷が名古屋であるのも、もっともだと感じます。「シロノワール」を奉じたコメダ珈琲店の天下統一の野望も、あながち夢ではないでしょう。



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Makiko Mizuno
エッセイ(一般)


 
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