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Makiko Mizuno
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梨花女子大でのカンファレンスに参加しました
6月25日と26日に、ソウルにある梨花女子大学に行ってきました。26日に同大学で開催された翻訳をテーマとするカンファレンスのゲストスピーカーとして招待され、日本の法廷通訳に関わる教育や養成の現状について話をしました。前日には、同大学の通訳翻訳大学院の日本語専攻の学生と卒業生に向けて、日本のコミュニティー通訳について講義をしました。

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韓国では、司法をはじめとするコミュニティー通訳分野についての認識がまだ浅いようで、25日の講義では、聴講者は私の話を非常に関心を持って聞いてくれました。大変活発な質疑応答もあり、反応も素晴らしかったです。これまで日本で同じテーマで何度も講演をしてきましたが、今回ほど積極的な反応が得られたことはありません。そのことを言うと、先生や学生さんから、「実は梨花女子大の通訳翻訳大学院では、日本語専攻の学生が一番おとなしい。それは日本人から影響を受けているからです」と言われました。他の言語専攻の学生さんたちは、もっと元気らしいです。

韓国では、日本と異なり、通訳者は梨花女子大をはじめとする大学や大学院の特別コースで養成するということです。梨花女子大では、日本語、英語、中国語などの通訳コースがありますが、学生の数も教員の数も、日本の通訳翻訳関係の大学院と比べると、その規模がはるかに大きく、本気でプロの養成をしていることが分かります。ソウルでは、梨花女子大の卒業生と韓国外国語大学の卒業生がプロ通訳者の二大勢力となっており、互いにライバル関係になっているようです。日本はプロ養成は通訳学校が中心となっていて、大学院では、どちらかというと通訳理論を中心に教えています。

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梨花女子大キャンパス 伝統的な建物 

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梨花女子大キャンパス 地下5階まであるモダンな施設




今回、梨花女子大の卒業生でプロの通訳者になっている人たちと色々と話をしましたが、私が会った人全員が、たいへん優れた日本語能力を持っていました。日本人と話をしているのと全く変わらず、何の違和感もない日本語でした。普通、非常に日本語のうまい韓国人でも、どうしても克服できない韓国訛りというものがあるのですが、その人たちにはそれが全くないことが驚きでしたが、日本語の通訳者になる人には、日本からの帰国子女が非常に多いということでした。

韓国では、会議通訳は非常に高額の報酬が得られる職業で、その時間単価は日本の通訳者と同じかそれ以上です。物価から考えると、日本よりも高額ということになります。ところが、コミュニティー通訳の分野は日本以上に遅れています。通訳者もほとんど訓練を受けていないアマチュアであることが多く、法廷通訳の報酬に関しても、日本以上に会議通訳とのギャップが大きいようです。

今回、私が法廷通訳やコミュニティー通訳の話をしたことで、梨花女子大の学生さんや卒業生の間で、この分野に対する関心が少しは高まったようです。日本で韓国語の法廷通訳の仕事ができないだろうかというような相談も受けました。

彼女たちのような優秀な通訳者が日本の法廷に立つようになれば、日本の法廷通訳のレベルも上がると思うのですが、それで生活できるわけではないので、そういう仕事を勧めることは出来ませんでした。

今回で私の韓国訪問は5回目です。韓国での楽しみの1つは食事です。今回、韓定食を2度ごちそうになりました。数えきれないくらいの種類のお料理が、次々と運ばれてきて、自分の取り皿に好きなだけ取るのですが、種類が多いので、いくつかの料理を後回しにしていると、給仕の人が、次の料理を運ぶためにすぐ下げてしまいます。せっかく食べようと思っていたのに、下げられてショック、というようなことが数回ありました。

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まだたくさん残っているのに、お料理をそのまま下げるというのは韓国の伝統のようです。きれいに平らげると、お代わりが出てくるということも聞いたことがあります。お皿に残っているうちに下げることで、充分お料理を提供しているということになるのでしょう。確かに、途中で下げられてしまっても、結局、最後にはお腹がいっぱいになりました。

梨花女子大にはたくさんレストランやカフェがあり、中には韓定食が食べられるところもありました。キャンパスのカフェテリア・マップがあり、本当に色々なお店があることが分かりました。映画館やスポーツ・ジムもキャンパス内にあるのですから、当然と言えば当然でしょう。

今回、たった2日の滞在で、梨花女子大周辺にいただけでしたが、大変楽しく過ごすことができました。招待して下さった梨花女子大の先生に感謝いたします。


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Makiko Mizuno
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